2021年はコロナウイルス感染症による移動制限に伴い、各企業がテレワークに移行し在宅勤務ができる環境整備が進んだ年でした。医療機関も同様に、クリニックでしか診療できない時代は終わり、変化を求められております。　それに伴い、これまで消極的だったオンライン診療体制が進み、今後も発展し普及していく可能性が高いと考えております。

　そこで、池田医院として、できるだけ『悩み』に寄り添うようなオンライン診療はできないかと考えております。

　背景として患者様のご家族、学校健診に伺った際に受けた相談がきっかけでした。

　　〇小学校、中学校で不登校が増加傾向にあるが、相談窓口がない
　　〇生理のことについて相談したいが、気軽に相談できる窓口がない
　　〇10代のころは体の変化、社会の変化に対応する段階で悩みが多くなる
　　〇思春期外来はあるが、ほとんどがメンタルクリニックや心療内科であり、患者様からすると抵抗がある
　　など。

特に思春期から20代までの間の方で悩んでいる方が多く、そういった方々のためにユース外来をオンライン診療でできないか検討をしております。

オンライン診療は時間、場所を気にすることなく受診できる最良のツールです。オンラインにすることにより、病院に受診すること自体がストレスな方にとってはメリットであり、またプライバシーも保護されます。

良薬は『にがし』ではなく、良薬は『お話し』です。もちろんすべてではありませんが。

ユース外来はオンライン専門外来として、システムが整い次第開始の予定です。随時ホームページにてお知らせさせていただきます。

生理痛の悩み、生理の移動などは婦人科的サポートが必要なことから、産婦人科専門医の女性の医師にも協力してもらう予定です。